PLAQUE CONTROL
プラークコントロール
「プラークコントロール」という言葉、だれでも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このプラークコントロール、虫歯や歯周病を予防するためには不可欠なものです。これができているかそうでないかによってお口の中の状態は大きく変わってきます。
この機会にプラークコントロールの大切さ、方法を知って、お口の中を健康にしていきましょう!
プラークとは一体何?
プラークとは歯垢(しこう)とも呼ばれているもので、ぬるぬるした細菌の塊です。
よく食べカスと思われがちですが、違います。プラーク1g中には1兆〜3兆個もの細菌が含まれていると言われています。食べカスとは違い、歯にべったりとこびりついていますので、うがい程度では取り除くことができず、歯ブラシやフロスなどの器具でこすらなければ除去することができません。
このプラークが虫歯や歯周病を引き起こす直接的な原因です。
プラークコントロールとは「歯に付着するプラークを減らす」という意味で、プラークコントロールを徹底することで虫歯や歯周病を予防することができます。
プラークコントロールにはどんなものがある?
プラークコントロール、つまり歯に付着するプラーク(細菌)を減らす方法を知っておきましょう。
1.適切な歯磨き
歯磨きは正しく行う必要があります。さっと1分ぐらいで終わらせてしまうような歯磨きではダメです。正しい方法で歯磨きを行い、歯と歯の間は歯間ブラシやフロスを使って隅々まで汚れを落としましょう。
1日最低2回歯磨くようにし、特に夜寝る前には時間をかけてじっくりと磨く習慣をつけましょう。正しく磨けているか自信のない人は歯科医院でブラッシング指導を受けることをお勧めします。
2.規則正しい食事
食事の仕方でプラークのつき方が随分違ってきます。
食べる回数が多いとプラークがたまりやすくなるため、間食は極力控えましょう。
また、眠っている間には唾液の分泌が落ち、プラークがたまりやすくなるため、寝る前には食べないようにしましょう。
3.よく噛む
やわらかいものばかり食べているのもプラークがたまりやすくなる原因です。
繊維質を多く含む食品を摂ることで、摩擦によって歯のプラークが落とされやすくなります。ガムを噛んで唾液を分泌させることもプラークが付着するのを防いでくれます。
4.歯科医院での定期的なクリーニング
自分で行う歯磨きでは完璧に汚れを落とすことはできません。取りにくい場所のプラークや、プラークが固まってしまった歯石は歯科医院で定期的に落としてもらいましょう。
歯の表面に細菌がくっついてからプラークを形成するのには24時間かかるとされています。
以上の項目を日頃から気をつけて実践することで、プラークの付着を最小限にすることができます。