PERIOWAVE
ペリオウェイブ（光殺菌治療）
日本において、歯周病は感染症の中で一番多くの人がかかっていると言われている国民病です。
歯周病は一度かかると、じわじわと進行していき、歯を支える組織を破壊して歯を失うばかりか、体の健康を損ねる原因になっていることもだんだんとわかってきています。
しかし、従来行われてきた歯周病治療では、汚れを機械的に擦りとる、という治療法が主であり、細菌の取り残しが多く出てしまい、再発を繰り返してしまうことが問題でした。
ペリオウェイブはこの問題点を解決することのできる新しい治療法と言えるでしょう。
歯周病治療に非常に効果的！最新治療ペリオウェイブとは
ペリオウェイブは「光殺菌治療」とも呼ばれているもので、歯茎の溝の部分（歯周ポケット）にバイオジェルと呼ばれる染色液を入れて歯周病菌などの有害な菌を染め出し、ターゲットとなる菌のみをレーザー照射で死滅させます。
この結果、有害な菌が激減し、体の免疫力でコントロールできる状態になることで、歯周病が改善したり、治癒に向かわせることができます。
そのため、これまでの治療でいくら治療を受けても治らなかった人でも改善効果が期待できます。
このような治療法は医科では1990年頃より胃がん、食道がん、肺がん、子宮頸部がんなどの早期がん治療として積極的に行われています。（PDT治療）
ペリオウェイブの優れた特徴６つ
ペリオウェイブの特記すべき優れた特徴は次の6つです。
1.ほとんど無痛で行うことができる
ペリオウェイブは歯茎の溝の中にジェルを入れて光を当てるだけなのでほとんど痛みを感じません。
2.治療時間が短い
治療術式が簡単なので、歯1本につき1分程度で終わります。
3.抗生剤を使えない人にも使用できる
妊婦さんなど、抗生剤を使えない人にも大丈夫です。
4.副作用がない
抗生剤を使った歯周病治療の場合は副作用が起きる場合がありますが、ペリオウェイブには副作用がないため、繰り返し行うことができます。
5.耐性菌を作らない
抗生剤のように耐性菌を発生させる心配もありません。
6.耐性菌にも効く
バイオジェルはどんな細菌の細胞壁や細胞膜にも浸透します。そのため抗生剤の効かない耐性菌にも効果があります。
短時間で終わる！ペリオウェイブの治療の流れ
ペリオウェイブの治療は簡単、短時間なのが大きな特徴です。次のようなステップで進められます。なお、治療の前に汚れや歯石は全て取り除いておきます。
- バイオジェルを歯茎の溝（歯周ポケット）に注入
- 無熱の光を1分間照射
- 死滅した菌を洗浄
※ペリオウェイブの持続効果は最長3カ月くらいです。そのため、定期的な施術を受けることをお勧めします。
